歯周病の治療*東大阪市医療法人I’sMEDICAL安部歯科医院のブログ
みなさん初めまして!
歯科医師の長田です!
前回の受付・秘書上條から丁寧に肩書きまでつけて頂いてバトンを回ってきましたので今回は僕が書きます!
写真は本日虫歯治療を行なった担当の患者さんです。
一緒に写ってもらいました!!
まず、僕自身の事になりますが、僕は月・金・土曜日に安部歯科で勤務していて、他の曜日は大学病院の歯周治療科に勤務しています。
今回は、歯周病の基本治療の先の治療を紹介しようと思います。
今や成人の8割が、かかっていると言われている歯周病ですが日本人が歯を失う原因第1位です。
初期の段階であれば、しっかり歯ブラシをし、定期的に歯科医院で歯と歯茎のクリ―ニングを受けていれば
強い炎症を引き起こしたり、歯が抜けてしまったりといった症状を回避できます。
ただ、歯周病は「静かな病気」と言われていて、初期の段階では痛みがない場合が多く症状が出てきて歯科医院に行くと重度・中等度にまで進行してしまっている事が多いです。
歯周病が重度になってくると歯茎の中の骨が溶けてしまって、抜歯しか治療法がなくなってしまうこともあります。
そうなる前に安部歯科医院では、クリ-ニングを受けてもらうよう勧めています。
このクリ-ニングを歯周基本治療と言います。
ですので、はじめに書いたことは、言い換えればクリ-ニングの先の治療となります。
それは歯周外科です!
クリ-ニングでは細菌数を減らし炎症を鎮めますが歯周病によって骨が大きく溶けてしまっていると、深い歯周ポケットが残存します。
そう言う場合は歯周外科を行ない、ポケットをなくし、場合によっては骨を再生し、より健康な歯茎を手に入れることができます。
ですが歯周外科は誰にでも適応というわけではなく、重度・中等度の歯周病患者のなかでも
1.重篤な全身疾患がない。
2.歯周基本治療を経て、ご自身でもしっかり歯磨きが出来、歯肉の炎症が鎮静している。
3.非喫煙者
等、他にも条件はありますが、それをクリアできれば歯周外科の効果を最大限に受けることが出来ます。
例を載せます。
ある患者さんですが、歯周基本治療が終わり、まだ左上にポケットが残っています。
歯周外科を行ない、ポケットが改善しました!
上記はポケット表です。健康歯肉はポケットは3ミリ以下で、4ミリ以上から歯周病が重篤化していきます。
下はレントゲン写真です。
ポケットが健康な状態に回復することで、歯周病菌に対する抵抗力を高めることができ、ご自身の歯でより長くしっかりと噛むことができます。
歯周病でお困りの方、是非相談して下さいね!
次回のブログは歯科衛生士専門学校に通いながら
当医院の歯科アシスタントとして働いている辻川です!!
尚、明日13日(土) 14(日)は休診日とさせて頂きます。
15日(月)は通常通り診療させて頂きます。